公開情報

平成22年度 木のまち・木のいえ整備促進事業

■木造軸組金物接合工法の木造住宅及び木造建築物の許容応力度計算に基づく構造設計の方法

 NPO法人木の建築フォラムの調べによると、プレカット工場の設計者の85%が無資格者である事、プレカット工場で構造材として使用されているJAS農林規格材は僅か20%である。

 この様な木造軸組工法業界の問題点を解決する為には、構造設計基準の標準化とJAS農林規格材の使用を義務付ける事が必要であるが、木造の構造設計基準としては、建築基準法、住宅品質確保促進法、そして許容応力度計算法によるトリプルスタンダードになっている状況である。 本事業において、「架構方法の手引」など、木造住宅の構造を研究しているNPO法人「木の建築フォラム」のワーキンググループ「現代木割術研究会」と、「奨励基礎マニアル」など、木造住宅の基礎を研究している「日本住宅基礎鉄筋工業会」の協力を得て、金物工法推進協議会が東京都市大学大橋好光教授に指導を受けている勉強会「大橋塾」のメンバーで「木造軸組金物接合工法の構造的根拠に基づく架構設計の方法について」のテキストを製作し、木造軸組金物接合工法の構造設計方法の標準化を進め、設計・加工・施工の責任体制を明確にする事を目指して「構造設計研究会」を6回開催し、耐久性や耐震性など構造的根拠の基づいた内容を纏めた「構造設計のテキスト」を配布して、工務店、設計事務所、プレカット工場を対象に福岡、神戸、名古屋、東京、仙台、札幌の6ヶ所でセミナーを3月から5月中旬に開催しました。

 検証実験については、最初に金物接合部の強度を生かした許容応力度計算方法を検討した結果、今回の日程では、新しい許容応力度計算方法を開発する為の解析時間が足らない事が判り、今回は、金物工法のオープン化の為に金物メーカー8社の国産杉集成材のせん断強度実験データを取り纏めた上、メーカーのカタログデータと検証して、その情報を共有する為に金物工法推進協議会のホームページに公開する事にした。

 

技術基盤強化成果報告書(PDF)

技術基盤強化成果報告書(Word)

 

(せん断強度実験データ)

※実験映像のファイルサイズは240~850MBです。
ブロードバンド環境であってもダウンロードに数分以上かかる場合があります。
ご注意下さい。